2008年7月の優秀作品
斉藤 和徳 さん
鉛筆デッサン 平成19年4月入会
Congratulations !
緻密なデッサンです。表現の糸口は描き手によって異なりますが「観察」を主軸にして現象の変化を謙虚に受け止める姿勢が見事です。蛍光灯のもとにある静物は一見無味乾燥なものにとらえられがちですが、今作のような姿勢で追い込むと、現代の室内空間・時間が顕わに浮かび上がります。相当な作業量にも関わらずそれが前面には露出せず、純化された物体として自然に佇んでいます。
(講評:斉藤)