その他のイベント

【絵付けイベント】クリスマスプレート講座が開催されました!

2019年11月25日更新

 

気が付けば師走も目前、早いものですね。令和元年も残り1ヶ月ほどになりました。
11月23日(土)に恒例のクリスマスプレート講座が開催されていたのでちょっと覗いてみました。
毎年満員になってしまう人気の講座です。今年は1975年のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートから、デンマークの離宮をモチーフにした図案をセレクトされたそうです。

 

 

 

 

図柄を転写し、筆と水溶性の絵の具を使い描きおこしていきます。

 

 

 

 

講師によるデモンストレーション&レクチャー中。

 

 

 

 

1種類の絵の具の濃淡を使って描き進めていくのは難しそうですね。
ですがだんだんと絵が出来上がってきています。
窓枠や衛兵さんのあたりは特に図柄が細かく、丁寧さが必要そうです。

 

 

 

 

 

 

完成しました!
油性の絵の具も使い絵に深みが加わり重厚感が増しました。
この後、電気炉で約1240℃で焼成すると深いブルーに変わるそうです。
イヤープレートの様に制作年を入れると記念にもなりますね。
これは焼き上がりが楽しみです、皆さんお疲れ様でした。

 

例年に比べ少し暖かく感じるものの、インフルエンザは大流行中だそうです。
どうか体調を崩す事なく、楽しいクリスマスをお過ごしください。

【陶芸イベント】ビアタンブラー作り (6/29)

2019年07月02日更新

 

昨日の銀座です。
空は厚い雲に覆われていました。いつ雨が降ってきてもおかしくない雰囲気。

 

 

 

足元には紫陽花が咲いていました。

 

 

雨が降ったり止んだり。蒸し暑く感じる日が続いてますね。

 

さて、
来月末開催の納涼パーティーに向けて、
一足早く陶芸とのコラボイベントが開催されました。

 

 

今年はドイツがテーマの納涼パーティーという事で、
陶芸からは押し型を使ったビアタンブラー/ジョッキ作りで参加します。

 

この型の柄には、アルプス3大名花と言われる、
エーデルワイス・りんどう・アルパインローズの3種の花々が盛り込まれています。

 

ドイツで民族衣装を着用する際も、
女性はエーデルワイスがモチーフとなったペンダントを身に付けたり、
男の子はこの柄のバンダナを首に巻いたり、男性は帽子に、と
特にこの花は伝統的に大変親しまれているそうです。

 

色合いはそれぞれ 白・青・赤 と本来とても綺麗なのですが、
今回はすべて粘土色のレリーフです。

 

 

たくさん出来上がりました。
普段は教室で絵を描かれたり、絵付けをされている生徒さんたちに今回
ご参加いただきましたが、ここまでなかなかの出来栄えではないでしょうか。
焼き上がりが楽しみですね。
お足元も悪い中、イベントにお集まりくださり誠にありがとうございました。

 

 

開校25周年記念講座 テンペラグリザイユ技法の古典絵画模写 ここまでの流れ

2017年8月9日更新

 

彩色(9月)~描き込み(1月)、油絵具のグレーズとテンペラによる浮出の繰り返して完成度が上がってきました!

 

前回の途中経過から早くも半年が経過して季節は真冬の寒さが厳しい1月も末。参加メンバーによる楽しい忘年会などを経て講座もいよいよ終盤に入ってきました。皆さんの作品の完成度と交友がかなり深まったみたいです♪
一層目にピンホールが生じやすく、担当の宮脇先生のチェックも余念がありません。
丹念に約4~5層を乾燥させながら塗布し、布目の無いフラットな状態になってきました。
後日、完全乾燥後にペーパー掛けして平滑にして準備完了!ルネサンスの頃の板地に描かれた油彩やテンペラ画の再現はこの地作りが肝要です。

 

 

写真左:アームレストを使って繊細な髪の毛のカールを描きます。明部をテンペラのホワイト、グレーズは油絵具のゴールドオーカーを用います。暗部の深みはカッセルアンバーの深みを用いているようです。    
写真右:テンペラで空の基調色を丹念に塗り、油で色調のつながりを出して繊細な色彩の移行を出していきます。背景が決まると肌の色合いまで変わって見えてきます。

 

 

複雑なディーテールが悩ましいですが様々な質感を描き分けることでお互いの質感を高め合います。ここでも油絵具の伸びを利用した階調のつながりとテンペラ絵具の物質感の使い分けが効果的に行われています。

 

 

抵抗感のある空の面塗りと、肌と衣類に用いた半被覆と透層を繰り返した色調が絶妙に響き合っています。下地から透過する輝きが失われないように慎重な塗り重ねが必要です。また不用意な厚塗りによって平滑を損なうのも注意しましょう。

 

 

ダ・ヴィンチの特徴とも言える巻き髪のハイライト。巨匠は神業としか思えない正確さと流麗さで描出していますが、生徒さんも丹念な作業で追い込んでいました。    
佳境を迎えた当講座も残り3回を残すのみとなりました晴れて完成する日を乞うご期待下さい!

教室をあなたの作品で飾る・・・サムホール絵画展示、始まりました

2017年9月13日更新

 

油絵、水彩の個性溢れる作品はとても刺激になりますね♪

 

9/4(月)~、ロイヤルアートスクール教室内に新設した展示用壁面にロイヤルアートスクールとビギナーアートスクール渋谷の生徒さん達合同のサムホール作品の展示が始まりました。サムホール(22.7x15.8cm)はとてもポピュラーなサイズで額の種類も多く、手頃な大きさからお部屋にも気軽に飾れることもあって人気があります。

 

 

小品ということもあり皆さん思い思いの表現で本当に好きなものを描いているのが分かります。このくらいのサイズだと思い切って実験的な表現を試すのにも向いています。

 

 

心なしか動物をテーマにした作品が多いように感じられました。また今回は油絵と水彩作品でしたが、デッサンや日本画、パステル、色鉛筆作品も大歓迎ですので奮ってご出品下さい!  

 

 

銀座教室内の展示は9月28日(木)まで。一般公開はしていませんが、授業中やご来校の折に是非生徒さんの力作をご覧下さい。10月からは展示場所をビギナーアートスクール渋谷教室内に替えて展示します。渋谷の皆さんも是非ご覧になって下さいね!

開校25周年記念講座 掌の美、精緻の極み 豆皿の絵付け 『豆皿八景』 夏までの流れ・・・ここまで4枚描きました。

2017年8月16日更新

 

夏までの流れ・・・ここまで4枚描きました。カキツバタと紫陽花(6月)~金魚と蓮(7月)の制作の流れ

 

6/2(金)~、全8回の特別講座『豆皿の絵付け 豆皿八景』がスタートしました。初回はカキツバタと紫陽花の下絵と骨描き。線描き用の絵具を使って抑揚をつけながら繊細な線描きを施します。講師は説明しながらスイスイ描いてますが、これがなかなか難しいです・・・。下描きを単調になぞるのではなく筆のあて方を工夫しながら微妙な強弱を線に込めるのがポイントだとか。

 

 

講師のデモンストレーションを見た後、いざ作業開始!皆さん真剣そのものです。お手本を手元に置き細心の注意を払って描き進めて何とか骨描きが終了しました。

 

 

 

骨描きが終わったら今度は専用の絵具を用いて色盛りの作業です。盛り過ぎず薄過ぎず・・・これまた微妙。盛り加減を講師が説明しながらデモンストレーション。今期の絵柄は背景を広く盛りながら塗る工程が特に難しいです。    

 

 

 

背景以外の色盛り作業が無事終了しました。ここまでなんとか細かい作業にめげず根気よく頑張りました。残りは思い切りとスピードが必要な背景塗りです。上手くいったかな?仕上がりは・・・乞うご期待!

 

 

 

7月の図案は夏らしい金魚と蓮です。これまで通り下描きを行いますが、金魚の図案は目のみの線描きで直接色盛りを行います。あまりの小ささにちょっと苦戦しました。

 

 

 

金魚の色盛りも終了して蓮の図案も無事線描きを終え色盛りに入ります。金魚の細かい作業に比べると少し気楽に作業が出来ました♪    
早く焼き上がりが見たいですね~。
焼き上がり写真は次回講座(10月)の記事更新時にUPします。楽しみにしていて下さいね!    

 

開校25周年記念講座 テンペラグリザイユ技法の古典絵画模写 ここまでの流れ

2017年8月9日更新

 

板地作り(4月)~只今(8月)、エッグテンペラと油絵具を併用して描く段階に入りました!

 

4月14日(金)~、全24回の特別講座『板地から作る、テンペラグリザイユ技法の古典模写』講座がスタートしました。初回は板地パネルに寒冷紗を貼ったものに膠と白亜の混合物で地作りを行いました。
一層目にピンホールが生じやすく、担当の宮脇先生のチェックも余念がありません。
丹念に約4~5層を乾燥させながら塗布し、布目の無いフラットな状態になってきました。
後日、完全乾燥後にペーパー掛けして平滑にして準備完了!ルネサンスの頃の板地に描かれた油彩やテンペラ画の再現はこの地作りが肝要です。

 

2回目の今回は、木炭粉とホワイトの顔料を混合して膠水で溶いたものでニュアンス付けを施します。以降の描画に複雑な灰色トーンを獲得するための重要な作業です。    
乾燥後、下描きを施してエッグテンペラに移行する準備が整いました。

 

この回よりエッグテンペラによる灰色画の工程をじっくり行っていきます。下地の効果を生かせるところは生かして、明部・ハーフトーン・暗部に適切なタッチとトーンのエッグテンペラを加えていきます。    
地から透過する輝くようなハーフトーンを後々作るためにもホワイトで全てを被覆しないように慎重に進めていきます。

 

季節は、早7月・・・。皆さんの作品もかなり進んで来ました!ここまでエッグテンペラのみで灰色画を描き進んで来ましたが、いよいよ次回から油絵との併用が始まります。

 

8月・・・、連日の暑さの中、皆さんの制作の充実ぶりに驚きます。お手本と並べたショット。    
この回ではゴールドオーカーやローシェンナによる樹脂のグレーズ層が入り、生乾きのタイミングでテンペラ絵具のホワイトによる明部の浮出作業が丹念に行われていきます。    
この先いよいよ固有色の彩色が加わり、原画の雰囲気に着実に近づいていくと思われます。次回更新(秋も深まる頃)に乞うご期待!

水彩ミックステクニック“金魚の浮遊感を表現する”

2017年7月15日更新

 

開催日時 2017年8月1日(水)19:00~21:00    

参加費:3,000円    

講師:齊藤先生    

 

 

透明水彩の複雑なニュアンスとガッシュの押し出しの強い発色を両立させるテクニックを学びます。下地色の選定のポイントや効率的な面塗りのテクニックなどは必見です。

 

 

特に大切な工程が描き出しです。講師は下描き無しで直接金魚のフォルムを透明水彩で外側から決めていきます。また、仕上げに用いるガッシュの発色を際立たせる下塗りの色調も重要です。

透明水彩とガッシュのそれぞれの特質を生かした興味深い技法を学びたい方は是非ご参加をお待ちしております!